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仙人

商品先物取引とは

商品先物取引とは何なのか。ここでは、特徴や歴史、実際に取引所で取引されているものについて解説します。

商品先物取引とは値が上下しても利益のチャンスがあるのが特徴

商品先物取引というと、リスクが高い、難しそうと言って敬遠する人が多いでしょう。

確かに株式投資などと同じように、投資である以上、リスクはあります。
せっかく貯金したお金が、短期間で大きく減ってしまうことも考えられます。
そういった意味では、敬遠する人がいるのも無理はないでしょう。

商品先物取引は、株式よりもリスクが高いのは確かです。
でも、株式投資よりも、2倍の利益確定のチャンスがあるのが商品先物取引なのです。

たとえば、株式取引の場合、信用取引と言われる特殊な形態を除いて、仕掛けた銘柄が値上がりすれば利益が出ます。
仕掛けた銘柄が値下がりすれば損失が出ます。単純な仕組みですね。

でも、商品先物取引の世界では、仕掛けたものが値上がりしても、値下がりしても、どちらでも良いのです。
問題は、仕掛ける際に、「今後値上がりする」と予想するか、「今後値下がりする」と予想するか、どちらの立場を取るかということです。

予想が当たれば利益が出て、予想が外れれば損失が出ます。
値上がりするという予想が当たったときにだけ、利益が出る株式取引に比べると、2倍の利益確定のチャンスがあると考えることができますね。
値上がりするという予想で仕掛けることを、「ロング」「買いから入る」などと言い、値下がりの場合は、「ショート」「売りから入る」などと言います。

では、値上がり、値下がりを予想する対象は何でしょうか?

株式取引であれば、個々の上場企業の株式ですが、商品先物取引では、金や原油、とうもろこしなど、生活の根幹をなす素材や食糧の値段です。
商品先物市場では、将来、たとえば半年後に原油がいくらになるかという「予想価格」が取引されています。
その予想価格よりも、将来もっと値上がりすると考えている人は、今の安い予想価格のうちに手に入れておけば、将来利益を出す可能性があるという仕組みです。

一見無意味にも思える「予想価格の取引」ですが、こうした取引が存在しているからこそ、恣意的な価格操作などが、入り込む余地がなくなるのです。
食糧の値段が、誰かの操作で世界的に大きく変動したら困りますよね。
そうしたことのないよう、公正価格を維持していく意味で、とても重要な市場なのです。

商品先物取引の歴史

商品先物市場は、価格の公正を期する目的で設置されている、極めて高度な取引市場。
16世紀にベルギーで、自然発生的に生まれたとされますが、公設での商品先物市場は、日本が世界初です。
江戸時代の、大阪堂島米市場が世界の先駆けです。
日本人の生活の根幹である「米」の公正価格を維持するために、先物取引が行われていました。

19世紀に入り、シカゴやロンドンで近代的な商品先物市場がスタート。
国内での近代的な商品先物市場は、1984年の東京工業品取引所の設立がスタートです。

その後、国内にはいくつか商品取引所が開設されましたが、2015年3月現在、東京商品取引所と大阪堂島商品取引の2カ所に集約されました。

上場商品一覧

商品先物を上場している取引所は、東京商品取引所と大阪堂島商品取引所の2つになります。それぞれの上場商品を見てみましょう。

東京商品取引所 17種類
金(標準・ミニ) 金先物オプション
白金(標準・ミニ)
パラジウム アルミニウム
東京バージガソリン 東京バージ灯油
東京バージ軽油 ドバイ原油
中京ローリーガソリン 中京ローリー灯油
ゴム 一般大豆
小豆 とうもろこし
粗糖 -
大阪堂島商品取引所 8種類
東京コメ 大阪コメ
とうもろこし 米国産大豆
小豆 コーン75指数
冷凍えび 粗糖

以上がそれぞれの上場商品です。次に、各商品について詳しく見ていきましょう。

東京商品取引所の上場商品

以下に東京商品取引所の各上場商品について、特徴などを解説します。

金(標準・ミニ)・金先物オプション

商品先物の世界では、原油と並ぶ2大経済指標とされます。

世界経済が混乱してきたとき(戦争などによって社会不安が増大したとき)には金の価格が上がり、逆に世界経済が安定的に推移しているときは金の価格が下がるという特徴を持ちます。

これまで人類が産出した金は106,000トン。50mプール2杯半といったところ。

海中にはまだまだ多くの金が埋蔵されていますが(プール300杯以上)、採掘する技術がないため、今や地表に残存する金は、残りプール1杯もないと言われています。

貨幣はいくらでも人為的な操作ができますが、金の量は操作ができません。貨幣経済の信用が失われたときに、劣化もせず希少価値が高い金の価格は高騰するでしょう

メッキなどの工業品や写真のフィルム、貨幣、宝飾品などの需要があります。多くの金属と混じりあって合金を作ることから、汎用性の高い金属です。

工業的な需要で価格が変動する要素が強いという特徴を持ちます。

白金(標準・ミニ)

白金とは、プラチナのこと。高温や薬品にも耐えられるほどの「劣化しにくい」という特徴を持つため、工業品に主に使用されています。とくに自動車触媒での需要は高いようです。

なお、世界中の白金の取引高のうち約20%は日本。ニューヨーク取引所の約17倍の取引高を誇り、世界でも圧倒的な首位を誇っています。

その理由は2つ。日本の自動車産業が盛んであること、そして宝飾品としての需要も高いから。昨今、日本では結婚指輪の主役が金から白金へ変わっているようです。

パラジウム

化学反応のスピードを変えるという特性を持つため、自動車排気ガスや工場の排気ガスを浄化することで重宝される金属です。

自動車触媒や電気製品の素材、医療器具などの現場で多く使用されています。

ニーズが白金に近いものがあるので、価格の動きも白金と連動する傾向があります。

アルミニウム

アルミニウムの原料は、オーストラリアで多く産出されるボーキサイト。軽くて丈夫という特性を活かし、飛行機や自動車、電車などのボディに使われていることで知られます。

ほかにもアルミホイルなど、私たちの日常生活にも近い金属です。

東京バージガソリン・中京ローリーガソリン

ガソリンスタンドでは、レギュラーとハイオクに分けられて販売されていますが、商品先物取引で扱われているガソリンは、レギュラーのほう。

原料は原油になるため、原油価格の動向がガソリン価格にも大きく影響します。実際、ニュースで「原油が高騰した」という情報が伝わると、ほどなく街のガソリンスタンドの価格も上がりますよね。両者は常に連動しています。

東京バージ灯油・中京ローリー灯油

バージとは海上輸送のガソリンのことで、ローリーとは陸上輸送のガソリンのこと。

これらは、ほどんどの需要が冬の民間暖房用です。需要が増えれば価格が上がり、需要が減れば価格が下がります。もちろん、それ以前に原油価格の動向や景気の影響が価格の土台となっています。

ちなみに暖冬が予想されている年は、灯油価格は初めから暖冬が織り込み済みの価格となっています。予想されている暖冬よりもさらに暖かいか、または寒いかを予測するのが先物市場の駆け引きになります。

東京バージ軽油

バスやトラック、鉄道などのディーゼルエンジンの大口での需要が大半です。主に原油価格や為替相場などの影響によって価格が変動します。

ドバイ原油

原油を消費する経済圏は大きく分けると北米、欧州、アジアの3つ。

北米ではニューヨーク商品取引所の原油価格が中心となって、周囲の原油価格に影響を与えます。

欧州ではロンドン国際石油取引所が、アジアではシンガポール店頭取引が中心となり、それぞれの経済圏の原油価格に影響を与えています。

東京商品取引所の原油価格はアジア経済圏に含まれるため、シンガポールの価格に追随する形で変動します。これに加えて、為替相場も原油価格の主な変動要因に。

なお北米、ヨーロッパ、アジア、いずれの経済圏であったとしても、それぞれの原油価格が大きく乖離することはなく、おおむね同じような動きになります。

ゴム

ゴムは日常生活にも多く見られる素材ですが、とくに自動車や航空機などのタイヤでの需要が多くなっています。

国内でのゴムの生産はなく、すべてが輸入に頼っています。タイ、マレーシア、インドネシアの3国が主な輸入先です。

一般に市場で取引されるゴムは3種類。このうち東京市場ではRSSと呼ばれるシート状のゴムの売買を前提に、先物が取引されています。

一般大豆

世界中の食卓で大豆は主流食材の1つとなっていますが、日本では桃山時代から大豆は和食の中心食材のとして定着しました。

味噌や醤油、豆腐など、日本の食卓に欠かせない食品の原料となるばかりでなく、近年はその栄養価の高さから、中国をはじめ世界中で需要が増しています。

大豆価格の最大の変動要因は、大豆の最大産出国であるアメリカの作柄によるところが大きいと言えるでしょう。なので、その年のアメリカの天候が価格要因に大きく影響を与えてきます。

また近年では南米の大豆生産量も激増しているため、南米の作柄にも注目しておきましょう。

小豆

取引所では「しょうず」と読みますが、もちろん「あずき」のこと。和菓子には欠かせない食材であることから、日本は世界最大の小豆消費国となっています。

小豆の生産地は主に北海道。近年、和菓子離れの影響から徐々に作付面積は減っていました。

しかし、小豆を洋菓子に利用するメーカーも増えたため、作付けの減少には歯止めがかかると見られています。

主な価格変動要因は北海道における生産量です。なので、その年の北海道の天候に左右されます。

北海道の天候はとても予測が難しいとされているため、小豆の価格の予測も難しいと言えるでしょう。

とうもろこし

私たちが食べているのは国内産のとうもろこしがほとんど。

しかし、とうもろこし全体の消費を見ると、直接食卓にあがる量は3割程度しかなく、7割は飼料用、つまり家畜のエサとして消費されています。

国内では家畜のエサまで賄えるほどの生産量はないため、全体の消費の大部分は輸入に頼っている状況です。

価格に影響を与えるのは、とうもろこしの主要な生産地である、アメリカのコーンベルト地帯の作柄。農作物であるため、天候の影響は逃れられません。

また輸入が大半である以上、為替相場や輸送賃料、原油価格などの動向にも常に注意を払う必要があります。

粗糖

粗糖とは、簡単に言えば砂糖のこと。もちろん、世界中で多くの需要があります。原料の8割はカンシャ(=さとうきび)、2割はテンサイ(=砂糖大根)。カンシャは熱帯・亜熱帯地域で生産され、テンサイは温帯地域で生産されます。

主な生産地であるインドやブラジルで天候に異変があると、価格に大きな影響を与えます。また、主要な生産地域は国の政策の影響が強い地域でもあるため、価格を予測するときは、その国々の政治動向にも気を配らなければなりません

大阪堂島商品取引所の上場商品

大阪堂島商品取引所の各上場商品について、特徴などを解説します。東京商品取引所の各上場商品で紹介したものは省きます。

東京コメ・大阪コメ

主にコシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリの3種が、国内のコメの5割を占めています。よって、価格変動要因としては、それぞれの品種の作柄がもっとも大きくなるでしょう

ただ、コメは島国である日本人の命をつなぐ最重要な食材であることから、不作にならないよう、長年栽培の研究と開発が進められている作物でもあります。

そのためコメの供給においては、おおむね安定的な価格、安定的な供給が実現しています。

コーン75指数

東京商品取引所、大阪堂島商品取引所、シカゴ商品取引所のとうもろこし、シカゴ商品取引所の豆油かす、以上4つの約定値段を指数にして現したもの。

指数だけの取引になるので、現物の受け渡しはありません。主に、とうもろこしの価格変動要因を観察しておく必要があります。

冷凍えび

一般にブラックタイガーと呼ばれるもので、スーパーなどでもよく見かける品種。外食産業でもブラックタイガーは主要な冷凍えびの一つとなっています。

日本は多くの冷凍えびを輸入に頼っていますが、主流はやはりこのブラックタイガー。全体の3割を占め、アメリカと2大消費国に並んでいます。

輸入先のほとんどは、インドネシア、タイ、インド、ベトナム。養殖されてから3~4ヶ月を経て、夏に漁獲のピークを迎えます。

初心者にオススメの銘柄とは?

商品先物取引の初心者にオススメの銘柄は、ズバリ以下の4つです。

  • 白金
  • コーン
  • 一般大豆

これらがオススメの理由を説明していきましょう。

なぜ金がオススメ?

1日の取引量が非常に多いため、急激かつ不可解な動きが少ない、ということがオススメの理由です。

先物の世界では、特定のかたよった投資家から大量の資金が投入されると、価格が急激に動くことがあります。とくに取引高の少ない銘柄に対して、一挙に大金が投入されると、価格は急激に変動します。

しかしながら金の場合には、たとえ大量の資金が入ったとしても、もとからある大量の買い注文・売り注文に吸収されてしまい、さほど大きな値動きにはなりません。一瞬だけ急な動きをしますが、1分も待たないうちに適正価格に戻します。

そのため、価格変動を予測する上では、単純に金の需要や世界経済の動向などに注意していれば良いだけ、と言えるのです。

商品先物の銘柄の中では、個人投資家でも長期投資にも利用できる唯一の銘柄、とも言えるでしょう。

なぜ白金がオススメ?

金と同じように取引高が多いために、不可解な値動きが少ないというのがオススメの理由です。取引高が多い銘柄のメリットは、金で説明したとおりです。

また、現物の用途が金と似ているため、先物の価格の動きも金と似ている、というのが2つ目のオススメの理由。

これは、動きが似ている銘柄を2つおさえておくと、色々とメリットがあるから。そのうちの1つが「サヤ取り」という手法。初心者+αくらいになったら、ぜひ実践したい投資手法の1つです。以下に解説しましょう。

まずは、下の金と白金のチャートを見比べてみて下さい。動きがちょっと似ていることに気づくでしょう。

白金と金のグラフ例1

白金と金のグラフ例2

上の表を見ると、金は1月23日に一旦高値をつけています。白金は、1月21日に一旦高値をつけています。ほぼ同じ時期に価格のピークを迎えた、ということです。

しかし、その後の動きに少し違いが生じているところがあります。金はしばらく下がり続けているのに対して、白金は下がっている途中で、なぜか一時的に上昇していますね。

需要や為替用場などの経済的背景がほぼ同一の銘柄なのに、動きが異なっているというのは不自然なこと。やがて、同じ動きへと修正されていくのが普通です。

白金チャートのその後の動きを見ると、一時的に不自然な上昇をしたものの、やはり金の動きに合わせるように、修正されて下がっていきます。

この一時的な不自然な動きを逃さないのが、サヤ取りという手法です。

白金が不自然に上がったタイミングで、売り建てをします。同じタイミングで、金を買い建てします。そして、白金価格に修正されて同じ動きに戻ったところで、両方同時に決済します。すると、どのようなことになるでしょう?

金は緩やかに下落していますので、その分は損失が出ます。白金の価格修正が完了した時点で、含み損が10万円出ているとしましょう。

一方、白金は不自然な上昇に対する修正の動きが手伝って、その後、急激に下落しています。売り建てなので、その分は利益になります。急激な下落ですから、価格修正が完了したころには、利益の額が20万円くらいになるかも知れません。

これら2つを同時に決済することによって、白金の利益20万円、金の損失10万円、差し引き10万円の利益になります。

損失と利益を足し算して、差し引きで利益を出す方法。これがサヤ取りです。プロが頻繁にやっている手法の中では、初心者レベルでも実践できる唯一の手法でしょう。

先物取引のツールの中には、サヤ取りのタイミングを分かりやすく教えてくれるものもあります。なお、サヤ取りは、裁定取引、アービトラージ、ペアトレード、という複数の別名があるので注意しましょう。

同じ理由で、以下の2つの銘柄をオススメします。

コーン

どうしても農産物に投資をしたいという人には、コーンをオススメします。取引高が多いため、金や白金と同じように、価格に透明性があるからです。

一般大豆

同じく一般大豆も、コーンに次いで取引高の多い農産物です。価格に透明性があるうえに、金・白金のペアと同じように、サヤ取りができるという理由でオススメします。

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